築150年の古民家で織りなされる
人と人とを紡ぐやさしいケーキ
北広島町大朝九門明地域に、
「土居田屋」の屋号で知られる古民家がある。
この場所では、地域に訪れる人と住む人とを紡ぐ、
やさしい空気が流れている。
人と人とを紡ぐ
「土居田屋」
田植えや稲刈り、畑での農業体験、野山や川で楽しむ自然体験など、様々な場所から人々が訪れ、地域住民との交流が紡がれるやさしい空間です。
人と人とで
織りなされる
「土居田屋ケーキ」
土居田屋ケーキの誕生
2000年頃、「土居田屋」は空き家となっていました。
掃除もされず、人が立ち寄ることも少なくなっていた建物は、有限会社大朝交通の創業者の元自宅でもありました。
「この建物をどのように残していくべきか。」
「更地に戻すべきではないか。」
そんな悩みを抱えながら、近隣住民や社内で何度も話し合いを重ねました。そして当時の代表が導き出した答えは、「なるべく昔のまま、形を残すこと」。さらに、「なるべく昔のまま、その場所を使い続けること」でした。1960年代の土居田屋の間取りや造りを、当時の記憶や、現存していた建物の梁を頼りに復元することとなりました。
かつて農家の自宅であった「土居田屋」には、さまざまな人々が集っていました。
稲作をはじめとした農作物の生産と販売。
鳥や牛などの畜産。
季節ごとに近隣住民を招いて行う食事会。
お正月には餅つき。
集落に暮らす人々が協力しながら、仕事も楽しみも共に分かち合っていました。復元後の土居田屋では、そうした昔ながらの暮らしの風景も、できる限り再現されていきました。
日本の原風景ともいえる古民家「土居田屋」
その生活様式に魅力を感じる人々が、自然と集まるようになりました。
通年での稲作体験。
畑での農業体験。
子どもたちとの農家民泊。
季節の食材を楽しむ食事会。
冬の餅つき会。
都心に暮らす方々や、海外から訪れる方々にとって、「土居田屋」は地域住民と訪問者をつなぐ場所となっていったのです。
そんなある日、訪れた方からこんな言葉をいただきました。
「ここの空気と水は気持ちいいね。」
「農作物や果物も活き活きしとる。」
「ここにあるものを閉じ込めて、いろんな人に味わってもらいたいね。」
何気ない日常の会話でした。
しかし、その日は強く心に残るインスピレーションがありました。
「この場所の魅力を、自然も空気も農作物も、ぎゅっと閉じ込めて、多くの方々へ届けたい。」
その想いから、しばらくして
「土居田屋ケーキ」は誕生しました。
北広島町の自然も文化も風土も人柄も、
小さな箱に詰まっています。
築150年の古民家「土居田屋」の工房で生まれるケーキは、
この土地で育まれた食材をこだわり使用しています。
目の前の田んぼで生産される、お米を使用されてできた、
地元の酒蔵が醸す「どぶろく」。
霧深い高原で無農薬栽培された「ブルーベリー」。
芸北の冷涼な気候が育てた「りんご」。
春には元気いっぱいに色づく「いちご」。
素材の声を聴きながら、1つずつ、丁寧に。
この場所に訪れてくださった方々。
この場所で生きている方々。
そして、まだこの地に訪れたことがない方々へ。
大切な方々へ贈る「土居田屋ケーキ」
今日も、丁寧に大切に、
北広島町の魅力をぎゅっと詰め込んでいます。